「飛んだ‼ヒナが飛んだ!」 ヒナ初めての外泊

   2025年3月21日(金)

昨日、久しぶりに僕がゲージから出してもらったものだからヒナのヤツ家の中で飛ぶ練習を始めたんだ。一階から階段づたいに二階へ飛んで行くという試みだったんだけど、あっちこっちにぶち当たるんだよ。狭い家の中では羽根を痛めてしまうよ。・・・・・・という事でヒナはお天気もよく駐車場の真ん中に連れ出してもらったんだ。  『僕は又、監禁だよ。やんなちゃうよ!』

鳥かごから出るのを拒んでいたヒナはオジサンの軍手をはめた手が入ると入口付近にやって来て飛び立った!「飛んだ‼ヒナが飛んだ!」 三十メートル位飛んで電線に止まった。ヒナはしばらく飛べた事に堪能したのか辺りを見渡していたけれど、しばらくすると余裕が出て来たのか羽根のお手入れを始めた。

ヒナは一時間、二時間たっても飛ぼうとしないんだ。「お前、自分が何処にいるのかわかってんのか⁈」ヒナはきっとどの方向に飛んで行けばいいのかわからないんだ。やはり父さんバトや母さんバトの力が必要なんだ。

夕刻まじか二羽のハトが駐車場の前の家の松の木に止まったけれどヒナの事など無頓着で毛つくろいすると二羽で仲良く飛び立ってしまった。鳥はもう、巣に帰って寝る時間なんだ。

「おーい!お前、今日はどこで寝るんだ⁈」「そんな電線に止まったままで寝れやしないぞ!」風も少しあるんだ。心配してるとヒナは飛んで10メートル位先の葉の茂みのある木に止まった。「利口だ!本能的にそうしたんだろうな。」やまんばが鳥かごを目につく所に置いてやれば降りて来るだろうと提案したのだが・・・・・・枝に止まったまま動かなくなった。ヒナはもう、眠りにつこうとしているのだろう。オジサンはヒナを置いたまま帰った。「明日の朝にかけよう!」・・・・・・どうか父さんバトが現れ連れていってくれますように・・・・・・

「ヒナは広い世界に出ようとしないんだ。」

「飛んだ‼ ヒナが飛んだんだ。そして電線に止まった。」

「二羽のハトはヒナには無関心。毛繕いをすると仲良く飛び立ってしまった。」

「おーい!お前、そんなところで寝れやしないぞ!風も出て来たじゃないか!」

「ヒナは茂みのある駐車場の木に移った。『お前、今日はそこで寝るんだな!』 」

『明日の朝までそこで待ってるんだぞ!』

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