朝、やまんばは僕をゲージから出すと花壇に花の様子を見に行く。??・・・白いペンタスに小指位の大きさの黒いものが見えた。よく見ると綺麗な模様があるんだ。ペンタスの花びらを食べている。葉っぱも数枚食べられた跡がある。
「ちょっとちょっと!少しならいいけど沢山たべないでよ。」やまんばはツンツンと触れてみた。 知らん顔でたべ続けている。
数か月前、やまんばが花壇を耕していると白くてキャラメルコーン位の大きさの虫が土の中から出て来た。眠りの邪魔をしてしまった思い「ゴメン、ゴメン」土を掛けてやった。あの白い虫がこんなに立派に成長したのかな?
何はともあれこんなに食欲旺盛でたべ続けられては、まだまだ花を咲かせてくれ楽しませてくれているのに容認できないとお引越しをして貰う事にした。
やまんばはサザンカの庭にランタナが一人生えをして葉が茂っていたのでそこへ連れて行った。しばらくして行ってみると、そのまま転がっている。葉にさばろうともしない。「この葉は食べないんだ。」今度はバジルの葉にさばらせてみみた。少し食べてるかの様に見えたがバジルの鉢から脱出し始めた。「バジルの葉も好みではないのかー。」しかたなく、やまんばはペンタスの葉を二枚置いてやり、ネットで食べ物の検索に戻り、行ってみると茎だけが残こされていた。「何処へいったのだろう?」見渡してもいないんだ。
やまんばは近所の方から覚えていて戻って来ると聞いたので時々花壇に行ってみたがもどってはいなかった。
「よく見ると黒い虫がペンタスの葉をむしゃむしゃ食べてるじゃないか!少しならいいけど食べ過ぎるなよ。」
ちょっとの油断がこの始末。この勢いはやまんばも容認できないよ!
「あ~あ・・・最悪」お引越しをしてもらうことになった。だから「食べ過ぎるなっていっただろ!」
「ランタナの葉はたべれるのか?」
「バジルはどう?」
「バジルも口にあわないのか?」
「野垂れ死にしてないか!?あんまり好き嫌いすると生きて行けないぞ!」
《やまんばの学習》
この虫はーセスジスズメ(蛾の幼虫)両側に6個づつ12個の眼球を持つ。
食べ物は野菜・草花・樹木などの葉
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