2025年1月10日(金)
やまんばがキッチンのカーテンを開けると「わぁー!雪だ。雪が積もっている!・・・」年に一度の雪景色だ。
僕も昼頃になって倉庫から飛び出した。「お~寒い‼足も冷たいや!」僕はフェンスの前に立ち止まってしばらく外の様子を見た。 ・・・いつもとは違って辺り一面白いものをかぶってるんだ。「面白そう。出かけてみよっと!」 やまんばは雪の中へ出かけていく僕を心配そうに見送った。
僕はものの数分もたたないうちに走って帰って来ると、クマさんハウスの中にもぐり込んでしまった。「あ~!情けないな。僕も歳をとったのかな? りょうちゃんのこと年寄りよわばりできないな。」
この雪もお昼ごろからいいお天気となり、だんだん小さくなってしまい雪景色は半日も持たなかったんだ。やまんばは残念そう。
「やまんばキッチンのガラス戸越しに見る雪景色が大好きなんだ。」
「お昼ごろ。 もう、少し溶け出したところかな?」
「縁台にも座れやしないよ。」
「凄いことになったな~!」
「身動きがとれないな~!」
「私もよ。」
「私たちだって!」
「雪景色もいいけどやっぱり春が待ち遠しいね。」
「僕は走って帰るとクマさんハウスの中にもぐり込んだ。湯たんぽが入ってるんだ!」
「もう、二週間早く降ってくれてたら活躍出来たのにね。」
『やまんば! 僕達の所はこの程度の雪で本当に良かったね。スリップ事故、屋根の雪下ろしの事故、東北の人達の生活の様子がいつものようにテレビで流れているもの。ここら辺は後回しでいいからさ早く溶かしてあげてよね。』
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