2025年1月18日(土)
僕は今日、まだ明るいうちから寒くて倉庫に帰り、クマさんハウスにもぐり込んでいた。まだ明るかったのでやまんばは倉庫の引戸を10㎝ほど開けて行った。・・・それを忘れてやまんばがキッチンで夕食作りに夢中になっていた頃・・・ 辺りはもう、暗くなっていた。・・・
お爺さんが「外で大きな音がしてるよー!」叫んだ時にはもう、遅かった。やまんばが飛び出してきて、倉庫の引き戸が少し開いてるのに気付いて慌てて閉めた時にはアライグマはもう、倉庫の中に侵入していたから大変‼一匹の兄弟が暗闇の中で心配そうにこちらを見ている。倉庫の中ではもう一匹のアライグマが四転八倒大暴れをしているのにやまんばは倉庫の上で降りれなくてドタバタしているのかと思いきや、見当たらない。「中だ‼」倉庫を開けるとアライグマが飛び出してきた。
「ふぅーーーーーう!・・・・・・」「クーちゃんごめんよ!クーちゃんごめんよ!怖かったね!少し開けてたんだ。ごめんよ!」「・・・・・・・・・・・」僕は腰が抜けなかったのが不思議な位だった。クマさんハウスもひっくり返っていた。戸を閉められたものだからアライグマもビックリ仰天、倉庫の中で大暴れというわけでアライグマも怖くて半端なかっただろう。やまんばは僕にもアライグマにも申し訳ないことをしてしまったと反省した。
僕はしばらくの間、何が何だかわからなくて、もう、クマさんハウスの中にも入る気もしなくなっていた。やまんばは僕の体を撫ぜ続け、ずっと謝り続けた。「・・・・・・・・・」そしてキッチンに戻ってはやって来て僕の体を撫ぜ様子を見ては・・・繰り返した。
それからアライグマの兄弟はここ数日、見かけることはなかった。
「やまんばはアライグマがもう、中に入っているとは知らず戸を閉めてしまった。」
『僕は倉庫の中にはめ込んだゲージの中にいるからアライグマと取っ組み合いをしたわけじゃないんだよ。』
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