「ミケの訪問」 ノラ猫を見下すなよ!

   2025年3月31日(月)

   

夜の散歩に出掛けたオジサンが「ミケが門の所に来ている。」とやまんばに告げた。どうもケガをしているようで手をくの字に曲げて前足が使えないみたいなんだ。

こんな動けないヤツをほっておけないと足が治るまで保護しようということになり、捕まえようとするとかわし、オジサンが家に入ったすきに駐車場の向こうに向かっていた。後をつけるとやまんばの知人宅の庭に入った。ミケは声を上げて哭いた。・・・・・ノラ猫も困った時に頼れる家をちゃんとリストに上げているんだ。

数日後、ミケが又、現れた。けがは随分良くなったようで前より軽い足取りになっていた。・・・・・二十分の一匹、イヤ 三十分の一匹、いや五十分の一匹の確率で生き延びてるノラ猫の強さと「運」を見せつけられたような気がした。

「ミケ、どうしたんだ? 何か用事でもあるのか?」

『ミケのヤツ凄いな! どうやって治したんだ? 僕なら直ぐ病院に連れて行かれるところだよ。さすがだよ。』

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