2023年月25日（月）
今日、やまんばは昨日よりもっと早く現れハイビスカスに向かった。「良かったー！まだ大丈夫。」反っていた一枚の花びらが一輪の花のようになっている。「固い蕾の中で窮屈そうだね。」 もう一方の蕾は昨日より更にゆとりを持ち
自由な様をしている。やまんばは薄暗いうちから又落ちてしまうのではないかと何度もやって来ては写真に納め帰った。
僕は出番ではないと知らん顔をして寝ていた。
ハイビスカスは昼頃になっても一輪の花の周りは固く「もう、これ以上咲かないのかな？不良品だったのかなー？」疑った。それでもやまんばは1時間おきにやって来てはハイビスカスを覗き込んでいた。・・・・そして一輪だった花が二輪になっているのを発見した。「そうかー！あの宝石のような花はぎっしり詰まった沢山の蕾が一つ一つ開いてやっと作り出したものだったんだ。！」
一方の蕾は自由に緩やかさを増しているように見えた。「こちらは一気に咲かせるつもりかな？よーし‼明日は絶対だな。」
夜、寝る前にもう一度ハイビスカスを覗いて見た。「凄い‼『明日はきっと咲かせよう‼』意気込んでるかのように刻々と頑張っていたんだね。・・・・「蕾」って花を咲かせるという役目を果たすためにこんな見えない頑張りがあるんだな。
朝6時過ぎ、やまんばが覗くと着々と開く準備を進めていた。
花を咲かせるゆとりも整ったよ。
花びらが二輪なってる。「わかりにくいかなー？」
「すみませーん。へたくそだけどこちらなら分かりませんか？ほら、二輪あるでしょ。」
外に反ってきたよ。開く準備も整った。
夜寝る前にやまんばが覗くとなんとビックリ太陽の力も借りずに自力で頑張っていたんだ。凄いエネルギーの持ち主。
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