「虫くん、脱走！・・・（2)」竹やぶに帰るんだ！

　　　2024年5月13日（月）

一夜明けて虫くん達は・・・「こいつら結構汚すんだ！」食べかすの様な物をケースの中に散らかして、元気に動き回っている。やまんばはティッシュで拭き取っていたが別のプラスチック容器を用意して引っ越しさせることにした。「これなら気持ちいいだろ。」と思いきやデカいヤツが脱走をくわだてた。

オイオイ、やまんばも気付かなかった隙間をコイツ嗅ぎつけたんだ！どうしてわかったのか？！スゴイや！」テーブルの上を慌てて逃げ出す。「おまえ、何処へ行くんだ！」・・・やまんばに捕まり元のケースに戻された。

コイツ元のケースに戻されてからも他のヤツはおとなしく竹の子を食べているのに『オレはこんな所で一生を終えたくないんだ。竹やぶから蛾になって自分の羽で飛び立ちたいんだ！』と言わんばかりに何度もプラスチック容器の上まで登りつめては落っこちてしまうんだ。

「僕、わかるよ。お前の気持ち」・・・　　　　　　　『つづき又、見てね！』

「こいつら結構汚すんだ！」

「やまんば新しいケースに交換することにした。」

「大変だ！一番デカいヤツが脱走をくわだてた。」

「テーブルの上を必死で逃げる。」

「よく見つけたな！やまんばも気付かなかったけどケースは波打っていた。」

「ヤツは捕まり元のケースに戻されたんだ。」

「コイツ諦めないんだ。何度もケースの上に登りつめては落っこちて来るんだ。」

『僕、わかるな・・・お前の気持ち。やまんば何とかしてやってよ！』