2024年9月18日（水）
今日、やまんばは庭に出て「暑いよー！ 暑いよー！」何度連発しただろう。もう、十回、二十回近いんだよ。「僕なんかどうするんだ。毛皮着てるんだよ！それも黒いヤツ。」
ところで今、やまんばの家は崩壊しそうなんだ。僕はもう、ハラハラだよ。叔父さん二人がお互いを批難し合ってるし、それにお爺さんとやまんばもギクシャクしてるんだから・・・ 。やまんばは叔父さん二人の生き方はまるでやまんばとお爺さんのやりたい放題、気ままな生き方の再現のようにも思えた。
「やまんば頼んだよ！ 何とかしてよ‼ 僕たちだって死活問題なんだ‼」
やまんばは思うんだ。誰の意見、思いにも一理はあると、そう思って耳を傾ければ少しはトゲが軽く治まるんじゃないかって。そして前に向かって進もうと思う時、過ぎてしまった事をいつまでも口にしない、責めないことだよ。一歩が踏み出せないよ。
「コンちゃん、のんきに寝てる場合じゃないよ！」
「僕も最近、寝不足なんだ！・・・ やまんば 頼んだよ！・・・」
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