2024年9月30日(月)
「そっかー!明日はもう十月なんだ!」 僕は偵察から帰り縁台の上でお昼寝していた。やまんばはと言うと倉庫の前で浮かない顔をして座り込んでいる。朝からお爺さんの大きな声と、害虫とは言え殺傷行為と気持ちのいいものではないものな。
やまんばはカイガラムシが地面をはって歩くのを見た。ちょっとダンゴムシのように歩くんだ。かわいく思えた。・・・アリさんまで犠牲にしてしまった。ホースで水をまき、アリさんを逃がしてフマキラーをまいたんだけど、しつっこく残っているヤツがいるんだ。「ほら! 早くのかないから!」
やまんばは花壇のアゲラタムさんにもびっしりカイガラムシがさばっているのを見つけ、茎ごと切り取り袋に入れてフマキラーをまいた。そんなこんなで今日、やまんばはテンションが低くて浮かない顔なんだ!
やまんばはこんなゴマの四分の一、半分位の小さな虫が何処からやって来たのか不思議に思いネットで調べてみるとカイガラムシの成虫の写真がありやはり羽がついていた。「卵を産みつけられ大量にかえったのかー⁈」『どうしようもないよ』
「やまんば、かわいそうだよ!」
この空いた所に松葉ボタンを入れようと思ったのに・・・
松葉ボタンにまでカイガラムシがついてるじゃないか!
「やだわー! 私達につけないでよ!」
「あ~あ!やまんば、種が飛び散るって切っちゃったんだよ。君のおかげで涼しかったのに!」
「これじゃあ種が多すぎだよねー!」
『かんにんな!』
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