2024年10月13日（日）
ハトさん、今日も任務を続行中。 「いいお天気だ。良かったな！」
やまんばは昨夜、帰りが遅く今朝も元気のない僕を気に掛けながら、倉庫の冬支度を始めた。アルミシート、ジェルシートを出し、じゅうたん、座布団を干したり・・・僕は縁台の上で一部始終を見ていた。
やまんばがひと段落して、うとうとしかけた頃、僕はサザンカの庭に走って行きクリスマスローズの葉を見据えていた。やまんばが何事かとやって来た。ハトさんではない事に安堵すると、僕の視線を追ってクリスマスローズの葉をよーく見た。「何もいないじゃないか！」・・・クリスマスローズの葉に身を隠すようにカマキリが歩いている。『デカ‼』「身を隠し切れてないじゃないか！」「クーちゃんやめてー！」「ダメだよ！」連発して来るんだ。やまんばは枯れ葉を投げたり、ハツユキカズラのツルをゆすったり、僕の気をそらそうと必死なんだけど僕はなんだか動きが気味悪くて手を出すのをやめていた。
カマキリはクリスマスローズから植木鉢に身をかわした。 「まる見えじゃないか！」やまんばは慌てたけど、僕はもう、興味をなくしていた。やまんばは棒にさばらせ観葉植物の葉の天ぺん辺りにさばらせると、カマキリのヤツ、モチノキに移って登って行った。 ヤレヤレ😥
「僕だって何でもいいんじゃないんだ。気味の悪いヤツがいるんだ！ムカデもにがてなんだ！」
「最初、このクリスマスローズの葉にさばっていたんだ！」
「僕は鉢の陰からカマキリの様子をうかがった。」
「アッ！ 鉢の上に登ったら丸見えだよ！」
やまんばは棒にさばらせ、観葉植物の上に置いた。
「アッ！ モチノキに移ろうとしてるんだ！」
「ヤレヤレ😥難をのがれたね」
ハトさん今日も任務続行中！
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