「たまには挨拶に来いよ!」元気にしてるのか⁉

    2024年11月11日(月)

やまんばはもう、冬支度をしようとしてるのに気持ちのいい秋日和、風もここち良くて・・・やまんばは玄関を出て驚いた。玄関前に土が散らかってるんだ。 それに庭にもプランターを掘り起こした跡があり、倉庫の前に立てつけてあった物が倒れていた。僕は庭を右往左往して匂いを嗅いで歩いた。

「アライグマのアンちゃんが来たんだ!お腹が空いていたんだろうな。 そう言えばオジサンが『外で大きな音がした』とやまんばを起こしていたけど僕もびっくりしたんだ。  そんな夜の出来事など嘘みたいに気持ちのいい秋日和。サザンカの庭も静かなものだよ。・・・キンモクセイの木なんか静まり返ってるんだ。」「たまには挨拶に来いよ! 元気にしてるのか⁉」

数日後、オジサンが駐車場の木にハトが二匹止まっていたと告げた。

「一昨日は遊びに来てたのにな。」・・・

「もう、一人前の顔をしてやんの!」

「今日のお客様!」   珍しい斑入りの黄色い蝶々さん

「お前、やまんばの服にさばってたんだって! けしからん‼」・・・「お前、何者だ?」

「賑やかになったわね。 嬉しいわ!」

「お花が咲き始めいい日だね~! そんなに慌てて寒くならないでおくれ!」

「ペンタスさんも満開なんだ!」

「オキザリスさんも満開!」

『ボチボチだけど、又のぞいてね!』

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