2025年2月25日(月)
朝早くからバタバタ、カンカンコンコン音が響きだす。「なんだ、なんだ!この音は?」前の家の外壁塗装工事が始まった。「なんだか落ち着かないな。」僕は飛び降り偵察に出掛けた。やまんばがハトさんを見上げると、いつもなら頭を出してまん丸お目目が見えるのに低く座り込んでいるのか頭も背も見えない。
ハトの巣の目と鼻の先に足場が組まれた。「お前、運の悪いヤツだなあ」 やまんばは「大変だね。大丈夫だよ。」背伸びをして見た。さも迷惑そうに半分目を細めて三日月のような目をしている。父さんバトもいつもなら一旦前の家の屋根に止まって鳴きながら様子をうかがってから降りて来るのに今日は数件先から鳴き声が聞こえてくる。
一日がかりで足場が組まれシートが張られると静けさはもどってきた。『母さんバトさん、びっくりしたね。あなたは凄いよ!逃げ出しはしない。やはり小さな英雄だよ!』
「キンモクセイの木のすぐ側で足場を組む作業が始まった。」

『お前は見上げたヤツだよ・・・』
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