2023年– date –
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ネコと花壇
「エアコン取替え」コンちゃん現場監督を任される
やまんばの家に新しいエアコンが二台届いた。僕の庭は二台の室外機で一杯になった。お爺さんの部屋は45年前のものでキッチンは17年前のものなんだ。 お爺さんの部屋は全く使ってなかったし、キッチンは誤動作を始めていた。 お昼過ぎ、お兄さんが一人でや... -
ネコと花壇
「ハトさん、久し振り!」お連れと一緒だ
ここ数日、家回りで鳩が鳴くようになった。やまんばは久し振りにハトさんに挨拶をしようと外に出た。「近くだぞ・・・・」はす向かいの家の松の木に止まっていた。やまんばが「おーい!ハトさん!・・・・」休んでいたのに又、声を上げて鳴き始めた。「ク... -
ネコと花壇
「りょうちゃん脱走」タラちゃんを探しに
夕刻、ミーちゃんとコンちゃんが散歩に出て来るとオジサンが玄関のドアを開け離すんだ。いつでも帰れるようにって。 「何かやまんばがキッチンで騒いでいるぞ。」・・・・「あれ!?りょうちゃんがいないよ!」いつもの窓際の定位置にも、長椅子の下にも... -
ネコと花壇
ミケとけんか 「浴室で拷問にあう」
帰りが遅く、家の近辺で見当たらにない僕を今度はオジサンが探しにやって来た。・・・・「クーちゃん、喧嘩して溝にはまったよ。」 相手はミケ ミケも溝に足を突っ込んでいる。一度、ミケが逃げて行ったのに僕はミケを追いかけ再度、喧嘩をう... -
ネコと花壇
エアコン「猫と人間とどっちが大事?」
りょうちゃんが又、体調を崩した。セミの鳴き声も本格的となり夏到来を知らせてる。 暑さも又、半端なく家の中ではやまんばとお爺さんのもめごとが始まった。 暑がりのお爺さんは冷房を24度にするんだ。やまんばが部屋に入ると「寒ッ‼」って。 ... -
ネコと花壇
「キツネ」良く元気でいたね
ヤツのことをキツネだと言う人もいる。いや、あれは犬だと言う人もいる。 はっきりしないヤツなんだ。ヤツは元気でいた。 皆、亡くなっただろうと思っていたからやまんばは喜んだ。 日が暮れて辺りも暗くなると、風も出て昼間の暑さが嘘みたいに今度は家... -
ネコと花壇
ハゲに毛が生えてきた❹「ヤッター」
何かいい事がありそうな気がするよ。 やまんばはゴミ出しを終えるとコンクリートに顔を擦り付けている僕を見て「ブラッシングをしよう」とマットを敷いた。僕はマットの上を右へ左へ転がり回ってブラッシングを終えると首のあたり、お尻の辺りと「サッパ... -
ネコと花壇
ハゲの真相 ❸ 僕がむしったんだ
夕べから降り出した雨がやんでいる。 やまんばは庭に出て倉庫の横のゴミ箱のふたが外れているのが目に入った。中を覗いて見たけどパウチの空の袋が捨ててあるだけ。・・・誰かお腹の空いた奴が来たんだ。 「かわいそうに・・・」 やまんばは僕のゲージを... -
ネコと花壇
「猫じゃらし」やまんばの気遣い
僕のハゲが倍の大きさになっているのに気付いたやまんばは霧雨で出掛けるのも億劫で退屈している僕をブラッシングに誘った。「昨日よりか上手く息が合ってるみたい。」僕の毛はツヤツヤになって来た。 ブラッシングを終えると今度は猫じゃらしを右に左... -
ネコと花壇
「倍になったハゲ ❷」ストレス
雨がやんでいる。しっとりとした重い空気が立ち込めている。 サザンカの庭に行って竜のヒゲの匂いを嗅いでみた。「だーれも侵入者はないようだ。」縁台で朝ごはんを食べると今日は西のけもの道を偵察に出かけた。やまんばも花壇に肥料をあげて家に入った... -
ネコと花壇
「七夕祭り」賑やかになった花壇
僕、今日はいつものような食欲はなく、一口残して縁台に上がった。「暑いなー。」やまんばが日傘を掛けてくれたけど木漏れ日がが暑いんだ。僕はブラッシングもしないで出掛けた。 やまんばも知らない秘密基地があるんだ。涼しくてゆっくり休めるんだ。 や... -
ネコと花壇
「気付いたハゲ ❶」僕にハゲが出来た
やまんばが「クーちゃん、ごめんね。」やっと現れたけど僕は知らん顔していた。「おいで、おいで。」撫でようとしたけど逃げた。 やまんばは元気のない僕のご機嫌を取ろうとブラッシングをしたり、猫じゃらしで遊ぼうと誘ったけど僕は側溝が気になって遊...