「ハチャメチャおもてなし」(Ⅱ)おせちだけ!お蕎麦もない‼

   

   2023年12月31(日)大晦日

『大晦日』   「さあ!今日はおせちでもてなそう。」
やまんばは海老とブリの切り身を冷凍庫から出して解凍した。 栗きんとん、黒豆、ニシンの昆布巻き、かずのこ、鳴門巻き、紅白蒲鉾これらは切って詰めるだけ。 やまんばがしたのはブリの照り焼きと海老を湯がき調味液に付け込んだだけなんだけど、冷凍の買ったおせちよりまっ!・・・お正月らしくなって来たでしょう。・・・
娘家族が明日には帰ると言うので一日早くおせちをふるまった。・・・

後、茶碗蒸しをするはずだったのに、お抹茶を立ててあげようと思っていたのに娘っ子がキッチンに立ち孫の食事を作っている間にやまんばはうとうとしてしまったんだ。「ヒェーッ‼ 何やってんだよー!」

夕刻、ひどい雨、娘家族は孫が熱を出し外にも出れず年越しそばも食べに来れずにホテルで歳を越したんだって。 ・・・「なんてこった!最悪の大晦日だよ。」   『海老の天ぷら、かき揚げ、それから美味しい和菓子も用意してたんだよ。あ~あ』

おもてなしどころか「来なきゃ良かった。そのままレゴランドに行けば良かった。」と思っただろうな。
ご・め・ん・な・さ・い。「懲りずにまた、来てね!」

「美味しい和菓子も用意していたんだよ。」・・・

「ひどい大晦日だったよなー。」

「はっ!はっ!はっ!来年は上手くやるんだよ。やまんば!」

  『やまんば!これで気がすんだかい!』
                覗いて下さった方がありましたら『春なのに~』失礼いたしました。

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

目次