2024年3月30日(土)
「あ~!とってもいいお天気‼」やまんばももう、このところジャンパーをはおらずに出て来るんだ。それでも暑いみたい。僕も黒い毛だから陽の当たる所でブラッシングをしてもらってると毛が熱々になって来るんだ。 クマさんベットも縁台の奥のハツユキカズラの木陰に置いてくれた。 やまんばはブラッシングをしながら「クーちゃん、ヤモリを捕まえないでね。スズメさんもダメだよ。」何度か僕に説き伏せた。
昨日、僕はヤモリをくわえて帰った。 見かけたお爺さんが「クーちゃんがヤモリくわえてるぞー!」やまんばに叫んだ。「お願いだからクーちゃんから取り上げて‼」 ・・・もう遅かったよ。ヤモリ君はもう、動いてなかった。・・・
やまんばは僕を捕まえて「クーちゃん、ダメでしょう!お腹空いてたの?ダメだよ。」
やまんばはヤモリ君を手のひらに載せて更にに悲しんだ。 ・・・一週間ほど前、僕から何とか逃げて難を逃れたチビのヤモリだった。やまんばは座布団で隠し「クーちゃんには気を付けるんだよ。出て来ちゃダメだよ。」・・・あれから一週間いや十日、チビヤモリは倍の倍位大きくなっていた。「バカだなー!せっかく大きくなっていたのにな。」
『そんなこと僕に言われたって僕にもどうしようもないんだ。』・・・
「クーちゃん、何てことするんだよー!」
「かわいそうに・・・良くないわ」
「アッ! かわいいね!」
「ワーッ!まだまだ、こんなに沢山の蕾が!」
「ヒヤシンスさん、頑張ってね!」
「おはよう!」 道行く人にご挨拶。
「どうだい! 小さな小さなやまんばガーデンだよ。」
「アッ! 僕より高くなった!」
「日当たり良くないのによく大きくなってくれたね。」
「あなたもね!」
「パセリさんも!」
「今晩、食卓デビューだよ。」ありがとう!いただくわね。
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