お爺さんが「鳩がきとるぞ！」叫んだ。 昨日に続き又、今日も来てる。
お爺さんのパソコンデスクは窓際にあり、いつもパソコンに座っているお爺さんは良く外の様子が見れるんだ。
やまんばは飛び出し道路に出て見上げた。 向かいの家の東の空に電線に止まっているヒナを見つけた。
「おーい！」 「凄い！帰ってきたんだ！」 玄関に入りオジサンにも声を掛けた。お爺さんも声を掛けている。
ヒナは遠くの電線から前の家のすぐ傍の電線にやって来た。 「巣の中で見た時に比べ随分大きくなったな。もう、一人前じゃないか！」・・・・・・・・・
やまんばは陽ざしもあり又、りょうちゃんを連れて庭に現れた。 りょうちゃんは、いつものようにキンモクセイの木の側のブロックの踏み台に向かった。 その時！ キンモクセイの木の中から一羽の鳩が飛び立った。
ヒナは巣に帰って来たんだ。・・・・・・・・・
やまんばは、なんだかとても嬉しい思いで一杯になった。
お爺さんが東の空に電線に止まっているヒナを見つけた。
ヒナは遠くの電線から前の家の傍の電線にやって来た。「うまく飛べるじゃないか！」
「これが僕が壊したお詫びにホームセンターで買ってきたウサギの巣だよ。雨が降ったら帰って来るんだぞ。」
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