コンちゃん病院へ 「僕、頑張ったんだよ。」

オジサンがキャリーバッグを提げて帰ってきた。
食欲、元気もなくて、とろんとした目で時々、嘔吐するかのように「ゲーゲー」むせているんだ。
キャリーバッグから出て来たコンちゃんに、やまんばは即座にストーブのスイッチを入れ「おかえりー!」声だけかけてパソコン作業をしていると「僕、大変だったんだよ。頑張って来たんだよ!」とコンちゃんは淋しそう。そんな視線が向けられているのに気付いたやまんばは立ち上がり「コンちゃん、点滴大変だったね。 良く頑張ったね。 お利口にしてた? 先生、優しかったでしょう。」しばらくコンちゃんの体を撫ぜてやった。「コンちゃん、良く頑張ったな。僕、病院は何回行っても嫌だよ。」コンちゃんはやっと自分の状況を分かってもらえ安堵して目を細めた。 ・・・・・・・
それからコンちゃんは少しドライフードを食べられるようになった。

終わりを告げる頃になって、面白い模様を見せてくれた。

抜こうと思っていたら、まだ、蕾を持っていた。「ごめん、ごめん。良かったー」

昨年より小さいようだけど楽しみ

「りょうちゃん!見ーつけた!」

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