「事件」「コンちゃん、どうやってくぐり抜けたの?」

夜の散歩に出掛けたオジサンが、もちろんコンちゃんはジャケットを着てたよ。やまんばがキッチンで夕食を取って
いると「コンちゃんが向かいの家のフェンスにジャケットをひっかけ、出れなくなってる。」と駆け込んで来た。
「コンちゃんのジャケット、ぶ厚いもんな。いつもならコンちゃんも僕もスイスイくぐれてたんだけど。」
夜も遅くインターホンを鳴らすわけにもいかず、困っているとジャケット姿のコンちゃんが玄関に戻って来た。
「コンちゃんのヤツどうして、くぐり抜けたんだろう?」「運良く外れたのかな?」「裏庭に回ったのかな?」
定かではないが・・・・・      「よく帰ってきたよ。」

それからオジサンが駐車場でモフちゃんを見かけたと言っていたな。やまんばは「元気でよかった。」と喜んでいたけど
「まだ僕の縄張りをうろうろしてるんだ。 やんなっちゃうよ。」

「ミーちゃん、温かいでしょ。 ミーちゃん、にちょとだけ貸してあげた。」

「コイツがモフちゃん。僕の縄張りの侵入者。」









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