「雪」ふるさとの匂い

     2024年1月27日(土)

「今日はいいお天気だ!」ハウスから出るのを尻込みしていたんだけど日光に誘われて這い出した。ゲージが開けられると、僕は久し振りに飛び降りた。雪はもうほとんど溶けていた。「足も冷たくないな。 三日ほど前から降り出し40センチも積もったんだよ。」

日光の当たる所で朝ごはんを食べ、ダンボールを敷いて久し振りにブラッシングもしてもらった。 いつもの生活に戻ってきた。

やまんばは縁台の上の雪も溶けていたのでクマさんハウスを縁台の上に出してくれた。・・・けど、「なんだか入る気しないや。」僕の足は倉庫に向かっていた。

40センチも積もった雪、買い物にも行けないし、体はこわばって家事ははかどらないし困らせた雪なのに溶けてしまった様はなんだか淋しいってやまんばは思った。 

やまんばには雪には沢山のふるさとの思い出があるんだ。雪でかまくらを作ったこと、竹先を風呂場のたき口で曲げてもらいそり滑りしたこと、雪の中を竹馬で歩いたこと、雪合戦をしたこと・・・

                          「これが最後の雪になるのかなー」・・・

溶けてしまってから撮った写真なんだけど倍の倍の倍位 積もってたんだよ。

僕、久しぶりの日向ぼっこ「雪が残ってるでしょ。」

縁台の雪も溶けて「クマさんハウスを縁台に出してくれたんだけど・・・」

屋根から雪が滑り落ちて来るのにも耐えて凛と一輪、ほっぺを赤く染めて

雪の下から葉っぱや茎はボロボロなのに花は使命を全うするかのごとく。

「よく耐えたね。又、咲かせて見せてね。」

ウエルカムドールの花ちゃん。「また、お役目お願いしますね。」

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