「雑記帳より」空中美術館、誰か届けてよ!、猫に小判

     2024年2月12日(日)

雨上がり。澄んだ空気。やまんばは鳩の鳴き声につられフェンスを開け道路に出た。 いたいた「鳩さーん!」 つがいだ!「おや⁈ 一匹だ⁉ どうしたの?」「アッ!もう、いない!追いかけていったんだ。」・・・「元気な姿を見せてくれたのかい。」

やまんばの片付けはまだまだ続き、収納ケースの中から15年前の手帳が出て来た。懐かしくなってぴらぴらめくってみると・・・

   『空中美術館』

無限大に広がる空のキャンパスに人間の力では想像もつかない無限大のアートを描き出してくれる。「すばらしい‼」の一言につきる。・・・空は(大自然は)人間にも勝る芸術家。  マンションの13階からシャッターを切る。新聞配達をしているからこそ出会える空中美術館。

ほぼ、一瞬とも言えるこの感動、アートを逃すわけにはいかない。

   

   『いらなくなったコート』

オジサンが要らないと言った毛糸のカーデガン、おじさんが要らないと言った重いほど暖かなコート、そして私が捨てようとした暖かいコート、(娘っ子が帰る時、ユニクロでフード付きの新しいコートを買ってくれたから)やまんばは捨てようとすると、いつも頭をよぎるんだ。こんなコートや毛糸のカーデガンをキツネやミケやアンちゃんがこの上に座って寝たら暖かいのにな。そっと包んであげたくなるんだ。・・・・・・だれかお願いします。・・・・・・

届けてあげてくれないか 

 

  『猫に小判』

目が覚めるとコンちゃんが毛布の上で寝ている。「寒いのにアホやなー!」コンちゃんの体をブランケットで覆う。「バカだなー!僕だったら頭から突っ込んでもぐり込むのにな。暖かい毛布もコンちゃんには『猫に小判』じゃないか!」「コンちゃん、頭で戸は開けれるだろ。あの要領だよ。わかったかい!」

「空中美術館のSDカードをなくしたらしい‼ごめんなさい。これで勘弁して!やまんばもう、泣きそうだよ。」

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