「ドヒャ―‼ミケの匂いだ!」こんなベットで寝れないや!

   2024年3月11日(月)

僕は今日散歩に出て来たお爺さんに出してもらい縁台の上でやまんばが出て来るのを待っていた。「クーちゃん、ごめんね。」やまんばが出て来ると僕は縁台から駆け降り、やまんばの足元をコロコロ転がって挨拶した。

僕が朝ごはんを食べてる間にやまんばはトイレ掃除、水の交換、そして暖かい陽ざしも射してるのでゲージの中のつぶれたハウスを持ち出し縁台に置いた。

朝ごはんを終え縁台に上がった僕は突然サザンカの庭に向かって猛ダッシュで走り去り、やまんばも驚いた。「ドヒャー‼ ミケの匂いだ‼」つぶれたクマさんベットはミケの匂いがプンプンするんだ。たまんないや!」
・・・   『真夜中、ミケがゲージに入りこのつぶれたベットで休んだのかも知れないな。』

「やまんば、わざとゲージを開けてやってたでしょう。もう、プンプンだよ。」 ・・・やまんばはいつものクマさんを縁台に置いた。  ・・・やまんばが水やりを終える頃には僕はクマさんベットの上で休んでいた。

『ミケの匂いのついた僕のクマさんベットどうしてくれるんだよー!』  

「僕はもう、プンプンだよ。どうしてくれるんだよ!」

「僕、時々このゲージの中でお昼寝していたんだよ!」

「これだよ。ミケの匂いがプンプンするんだ! 」

「もう少しで青空に届きそうよ。 待っててー!」

「あ~花桃や、花桃・・・だれか美味しいお茶とお団子おねがいしまーす!」

「チューリップさん遅く植えられたからってそんなに慌てて芽を出さなくていいんだよ。」

「この子の名前は『オルレア』だって。どんな花が咲くのか楽しみだね。」

「僕、このベットなら落ち着いて休めるよ。」

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