「侵入者」(1)アライグマがやって来た!

朝、6時やまんばが僕の様子を覗きに来た。
僕はゲージの前で「大変だったんだよー!怖かったんだよー!やまんば何してたんだ!」叫んだ。
ゴミ箱はひっくり返り、外のゲージの中にしまってあった缶詰、パウチの残りがなくなっていた。ゴミ箱に捨てられていた僕の食べ残しのドライフードも一粒残らずなくなっていた。  「アライグマだ! アライグマがやって来たんだ!」
猫砂の袋もひっかき破られていた。去年も、その前の年もそうなんだ。寒くなるとアライグマが現れるんだ。・・・・・・
やまんばはモフ子がアライグマに遭遇しないよう祈った。

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